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■客演 THEATRE MOMENTS Vol.12「変身」              4月29日(水)〜5月2日(土)                   東京・両国 シアターX(カイ)                    詳しくは→★THEATRE MOMENTS http://www.moments.jp/ (PC) http://m.moments.jp/ (携帯)                    ■次回劇団StudioLife公演 「LILIES」 6月17日(水)〜7月12日(日)紀伊國屋ホール 7月18日(土)〜19日(日)神戸オリエンタル劇場 詳しくはこちら→http://www.studio-life.com/      

鬼追いレポ5。

  • 2009/03/11(水) 03:26:23

いやぁ、更新が滞っちゃってすみませんでした。

最近ちょっとバタバタしてました。決して風邪とかじゃないですよん。





というわけでその5。おそらくこれがラスト。



お昼の部の話で、
「そしてここであるアクシデントが起こるのです…」
ってとこで終わってたんですよね。




そうなんです。

当日全ては万全に事が運び、いい感じに進められていました。

天女がステージ上で美しく舞い、そして鬼達の乱入。









ステージ裏でスモークが焚かれる演出が入るんですが、どうもお客さんの反応がすごい。



「おっ、もしや俺らイケてんちゃうん?」と思い、調子に乗る。




どうも裏も騒がしい。でもお面をつけてるし、振り返るわけにもいかない。



そしてスモークの量が半端無い。どう考えても多すぎる。
機械が壊れたのかな?と思ったけど、どうも臭う。
スモークって独特のにおいがあって、そのにおいじゃなかったんです。それで「?」って思って。







そして僕の右手側に太鼓を叩いてる鬼のお方がいらっしゃるんですが、そのお姿が煙で全く見えなくなる。




もくもくと。



どうもその下方から尋常でない煙が出てるらしい。




……。




















「火事だ!!!!!」









でもここでパフォーマンスをやめるわけにもいかない僕らは(特に太鼓の鬼のお方は)死に物狂いでやりきりました。




結果どうやらお客さんには演出という事でバレずに済んだようでした。




火種はステージ裏に置いてあったお菓子が沢山入ったダンボール。それに火の粉が移ったみたいです。








あぁ、火って怖い…って思いましたね。まぁ、最後には笑い話になりましたが(笑)。











そして拠点でインターバルを置いて夜の部へ。












写真に残すことは出来ませんでしたが、昼も夜もお客さんがいっぱいでした。

なんだか噂が噂を呼んで毎年人数が増えてるそうです。








そして…本番。













寒さで身が引き締まり、燐と燃える炎を手に、突き抜ける夜空に向かって吼えるという行為は。





なんだかあるべき場所に、心が戻ったような気がしました。











トランス状態。











鬼とは人間の本能でもある。


だけど普段はみんなそれとうまく付き合っていかなきゃならない。

社会ではルールという規則があるので、僕らは隠さないといけない部分が沢山ある。

ソレは恥ずかしいものだったり、周りと順応するためのものだったり。






鬼は怖いものではない。


むしろ怖いのは己から生ずる醜い欲望だったりするわけで。







ニンゲンが一番怖いのかも、と思いました。








パフォーマンスはケガなく火事無く無事に終わり、お寺の前で参拝客の皆さんと写真撮影タイム。






「こっち来て〜」とか「鬼さん一緒に撮ろう〜」とか、たくさん言われて気分はミッキーマウス状態。
うほっ。








そして車で移動、銭湯に入って打ち上げがあって、宿舎に戻り、また裏打ち上げがあって、就寝…。










朝、装飾がはずされたステージを見て、祭りのあとを感じずにはいられませんでした。








昨日の晴天がうそのような曇り空。





今回もたくさんの出会いがあり、発見があり。



自分の今後を紡ぐ大事なきっかけになりました。












そして帰京…。


東京の人ごみを眺めると、明らかに鬼追い以前とは違う視点で映るそれらは。





無機質で事務的な存在だったものから、
「己の内なる鬼と共存、共生する人達」へと変わりました。











もちろん、僕らも含めて。


鬼追いレポ4。

  • 2009/02/28(土) 03:54:25





ふっふっふっ…準備万端。






翌日。本番の日です。



去年は大雪だったそうですが、今年は晴天。




絶好の鬼日和です。









まず本番の前にわれわれ大鬼チーム(お面をつけている組)が向かった先は、幼稚園。




はい、節分ですので。

子供達に豆をまかれにいってくるわけです。





でも、素直に豆まかれるわけではありません。






「鬼」とはどんなに怖いものか、教えてあげなければいけないのです。









だから僕は、












フルパワーで怖がらせまくってやりました(笑)。




もう、気分はなまはげ。「泣く子はいねぇが〜〜〜〜!!!」みたいな。




あんまりにも怖がってくれるものだから、滑り台とかジャングルジム等の遊具を使って怖がらせたり、保母のお姉さんを人質にとってみたり、ありとあらゆる手を尽くしました。






やばい、楽しいかも…
デパートのヒーローショーの怪人役とかってこんな気分なんかな。






散々調子に乗ってたら終わった後、演出の佐川氏に「君、自由すぎ!」とちょっぴり注意を受けました。




うむ、やりすぎた。反省。









そして最後は子供達とお相撲さんに豆を投げられ、鬼は心を入れなおし、皆と仲良く記念写真を撮るのでした。










そして本番!




まずはお昼の部です。



そしてここであるアクシデントが起こるのです…



つづく。

鬼追いレポ3。

  • 2009/02/26(木) 00:54:21




というわけでその3です。







写真の左側のお方は渡辺さんというお方で、今回鬼の衣装に関しての使い方やアドバイス、その他もろもろで大変お世話になった方です。








熱いソウルの持ち主で、渡辺さんとは個人的に非常に仲良くさせてもらいました。





渡辺さんは職人さんで、几帳、幕や打敷、作務衣などを普段作っていらっしゃるようです。









そして、非常にモノを大事にする方なんです。








僕は以前、このブログで「モノには命が宿る」というお話をしましたが、渡辺さんも普段そう感じていらっしゃるようで、モノに触れただけで作り手の気持ちが分かるそうです。








そんなわけで意気投合。





「モノ」に対して熱く語りましたよ〜。







そして常に何かに挑戦してしまう性分らしく、今また新しい職人仕事を始めようとしているそうです。



















「頑張ってる若い人たちを見ていると自分も何かしなくては、と思うんですよ。」












そう言ってニッコリと微笑んでました。



















…将来はこんなじいちゃんになれたら素敵だなぁ、なんて思いました。
















そして僕も装着完了。
















お、重いっス…。



しかも視界が80%は奪われるという、ありさま。







これでパフォーマンスか…不安でいっぱいです。







そんなこんなで外はもう夜。








お寺の関係者の方々の見守る中、本番さながらの稽古が開始!!









うん、







燃えたよ。









色々と(笑)。






つづく。

鬼追いレポ2。

  • 2009/02/20(金) 09:35:04





潮音寺の皆々様にご挨拶をし、本堂へお参りした後、いざステージへ!






た、高ぇ…





高所恐怖症ってワケでもないですが、想像以上に高いです。




あと、寒い(笑)。



そして、稽古開始!!



今回のパフォーマンスは「上チーム」と「下チーム」に分かれており、上チームはステージ上でパフォをするチーム、下チームは直接地面の上にてパフォするチーム。

この二つのチームが同時にパフォーマンスするワケです。




ので、まずは上と下に分けて稽古し、演出の佐川氏が取りまとめた後、合わせて稽古、という形で綿密に行われていきました。




実際に竹で出来たたいまつを(まだ火は点いていない)持ったところ、ビックリしました。




重い!!



そして太い!!!





振り回すには重いし、火が点いている時を想像すると、これは相当に危ない。






「絶対に気をつけてね。でも表現は大きくね。」


という佐川氏のアドバイスを頂き、お寺の方に作って頂いたたいまつを、「絶対使いこなしてやる」と、燃えるワタクシ。






今回は外、ということもあってピンマイクを必要なメンバーがつけて、マイクチェック。



だんだん大掛かりになってきました。





稽古終了。



そして夜の通し稽古となったわけです。







何もかもが本番どおりのセッティングで始まります。




そう、ここで初めて鬼の衣装に着替えるワケです…。





続く。

鬼追いレポ1。

  • 2009/02/19(木) 02:58:30





というわけで、遅くなりましたが。




去る2月3日にTHEATRE MOMENTSの方々と共に参加させていただきました「鬼追い式」のレポです。






「人間の心には鬼が住む。」と昔から言われており、それを払うのが
この鬼追い式らしいです。



向かった先は茨城県、奈良薬師寺東関東別院、水雲山潮音寺というところでござい。





何をするかというと、「天女」という存在が悪しき「鬼」たちによって蹂躙され、一時は「天女」たちの心もやがてその邪悪な色に染まってしまうも、清らかな鈴の音によって「鬼」たちは退けられ、「天女」たちは鬼を追い払うことに成功する。というパフォーマンスをするのです。


「鬼は外、福は内」ってやつです。







でも…さっすがTHEATRE MOMENTSです。




お寺の行事だからてっきり形式的なパフォーマンスなのかと思いきや、全然違いました。


稽古で初めて拝見したときは、「えっ、いいの?こんなにやっちゃって!!??」と驚いたものです。






鬼はロックに合わせて踊り狂い、手には煌々と燃え盛るたいまつ、縦横無尽に見物のお客さんを脅しまくり、天女はこれでもかと言わんばかりに陵辱され、花火や煙を焚いたり、真っ赤で大きな旗(呪詛(?)がびっしり書いてある)を振り回し、果ては叫んだり、呪文を唱えたりする。




「これは命懸けのエンターテイメントだな。」と思いました。







今回僕はすべての鬼たちを統べる、ボス鬼をやらせていただきました。









これね、つけるとマジで心に鬼が棲み着いたような気分になりますよ…。




レポ2に続く。