★舞台・TV情報★
■客演 THEATRE MOMENTS Vol.12「変身」              4月29日(水)〜5月2日(土)                   東京・両国 シアターX(カイ)                    詳しくは→★THEATRE MOMENTS http://www.moments.jp/ (PC) http://m.moments.jp/ (携帯)                    ■次回劇団StudioLife公演 「LILIES」 6月17日(水)〜7月12日(日)紀伊國屋ホール 7月18日(土)〜19日(日)神戸オリエンタル劇場 詳しくはこちら→http://www.studio-life.com/      

鬼追いレポ4。

  • 2009/02/28(土) 03:54:25





ふっふっふっ…準備万端。






翌日。本番の日です。



去年は大雪だったそうですが、今年は晴天。




絶好の鬼日和です。









まず本番の前にわれわれ大鬼チーム(お面をつけている組)が向かった先は、幼稚園。




はい、節分ですので。

子供達に豆をまかれにいってくるわけです。





でも、素直に豆まかれるわけではありません。






「鬼」とはどんなに怖いものか、教えてあげなければいけないのです。









だから僕は、












フルパワーで怖がらせまくってやりました(笑)。




もう、気分はなまはげ。「泣く子はいねぇが〜〜〜〜!!!」みたいな。




あんまりにも怖がってくれるものだから、滑り台とかジャングルジム等の遊具を使って怖がらせたり、保母のお姉さんを人質にとってみたり、ありとあらゆる手を尽くしました。






やばい、楽しいかも…
デパートのヒーローショーの怪人役とかってこんな気分なんかな。






散々調子に乗ってたら終わった後、演出の佐川氏に「君、自由すぎ!」とちょっぴり注意を受けました。




うむ、やりすぎた。反省。









そして最後は子供達とお相撲さんに豆を投げられ、鬼は心を入れなおし、皆と仲良く記念写真を撮るのでした。










そして本番!




まずはお昼の部です。



そしてここであるアクシデントが起こるのです…



つづく。

鬼追いレポ3。

  • 2009/02/26(木) 00:54:21




というわけでその3です。







写真の左側のお方は渡辺さんというお方で、今回鬼の衣装に関しての使い方やアドバイス、その他もろもろで大変お世話になった方です。








熱いソウルの持ち主で、渡辺さんとは個人的に非常に仲良くさせてもらいました。





渡辺さんは職人さんで、几帳、幕や打敷、作務衣などを普段作っていらっしゃるようです。









そして、非常にモノを大事にする方なんです。








僕は以前、このブログで「モノには命が宿る」というお話をしましたが、渡辺さんも普段そう感じていらっしゃるようで、モノに触れただけで作り手の気持ちが分かるそうです。








そんなわけで意気投合。





「モノ」に対して熱く語りましたよ〜。







そして常に何かに挑戦してしまう性分らしく、今また新しい職人仕事を始めようとしているそうです。



















「頑張ってる若い人たちを見ていると自分も何かしなくては、と思うんですよ。」












そう言ってニッコリと微笑んでました。



















…将来はこんなじいちゃんになれたら素敵だなぁ、なんて思いました。
















そして僕も装着完了。
















お、重いっス…。



しかも視界が80%は奪われるという、ありさま。







これでパフォーマンスか…不安でいっぱいです。







そんなこんなで外はもう夜。








お寺の関係者の方々の見守る中、本番さながらの稽古が開始!!









うん、







燃えたよ。









色々と(笑)。






つづく。

鬼追いレポ2。

  • 2009/02/20(金) 09:35:04





潮音寺の皆々様にご挨拶をし、本堂へお参りした後、いざステージへ!






た、高ぇ…





高所恐怖症ってワケでもないですが、想像以上に高いです。




あと、寒い(笑)。



そして、稽古開始!!



今回のパフォーマンスは「上チーム」と「下チーム」に分かれており、上チームはステージ上でパフォをするチーム、下チームは直接地面の上にてパフォするチーム。

この二つのチームが同時にパフォーマンスするワケです。




ので、まずは上と下に分けて稽古し、演出の佐川氏が取りまとめた後、合わせて稽古、という形で綿密に行われていきました。




実際に竹で出来たたいまつを(まだ火は点いていない)持ったところ、ビックリしました。




重い!!



そして太い!!!





振り回すには重いし、火が点いている時を想像すると、これは相当に危ない。






「絶対に気をつけてね。でも表現は大きくね。」


という佐川氏のアドバイスを頂き、お寺の方に作って頂いたたいまつを、「絶対使いこなしてやる」と、燃えるワタクシ。






今回は外、ということもあってピンマイクを必要なメンバーがつけて、マイクチェック。



だんだん大掛かりになってきました。





稽古終了。



そして夜の通し稽古となったわけです。







何もかもが本番どおりのセッティングで始まります。




そう、ここで初めて鬼の衣装に着替えるワケです…。





続く。

鬼追いレポ1。

  • 2009/02/19(木) 02:58:30





というわけで、遅くなりましたが。




去る2月3日にTHEATRE MOMENTSの方々と共に参加させていただきました「鬼追い式」のレポです。






「人間の心には鬼が住む。」と昔から言われており、それを払うのが
この鬼追い式らしいです。



向かった先は茨城県、奈良薬師寺東関東別院、水雲山潮音寺というところでござい。





何をするかというと、「天女」という存在が悪しき「鬼」たちによって蹂躙され、一時は「天女」たちの心もやがてその邪悪な色に染まってしまうも、清らかな鈴の音によって「鬼」たちは退けられ、「天女」たちは鬼を追い払うことに成功する。というパフォーマンスをするのです。


「鬼は外、福は内」ってやつです。







でも…さっすがTHEATRE MOMENTSです。




お寺の行事だからてっきり形式的なパフォーマンスなのかと思いきや、全然違いました。


稽古で初めて拝見したときは、「えっ、いいの?こんなにやっちゃって!!??」と驚いたものです。






鬼はロックに合わせて踊り狂い、手には煌々と燃え盛るたいまつ、縦横無尽に見物のお客さんを脅しまくり、天女はこれでもかと言わんばかりに陵辱され、花火や煙を焚いたり、真っ赤で大きな旗(呪詛(?)がびっしり書いてある)を振り回し、果ては叫んだり、呪文を唱えたりする。




「これは命懸けのエンターテイメントだな。」と思いました。







今回僕はすべての鬼たちを統べる、ボス鬼をやらせていただきました。









これね、つけるとマジで心に鬼が棲み着いたような気分になりますよ…。




レポ2に続く。

黒い親子。

  • 2009/02/15(日) 20:19:50

僕はその日、彼らが来るのを知っていました。




小学生の頃、冬のある日、おばあちゃんの家で寝ていたときの話です。



その日、おばあちゃんは用事で家を空けていて、部屋にいるのは僕だけでした。





深夜。ひとり。眠れない。





ずっと目をつぶっていたけれど、「トントン」と玄関の戸を叩く音で、ハッと目がさめました。



おばあちゃん家の玄関はドアではなく、古い家に見られる擦ガラスの引き戸。そのガラス越しに微かに見える二つのシルエット。




時刻は深夜。






ひとつは大人の女性のひとかげ。


もうひとつは僕くらいの小さなひとかげ。



暗がりの中、二人はガラス戸の向こうで手を繋いでいるようでした。









「来た。」と、




僕はだんだん湧き上がってくる恐怖におののきました。







僕はその日、彼らが来るのを知っていました。
















怖い。







戸を叩く音が「トントン」から「タンタン」とやや苛立ちを感じているかのような音に変わります。






僕は毛布を頭からかぶり、足の指先までぎゅっと覆い、蓑虫のような不様な格好で怯えました。




すると、音が止みました。



僕はつばを飲み込みました。

そして恐る恐る毛布の隙間から覗いてみると、




玄関に立っていた二つの影が煙のように消えたのです。





帰った?








と、安堵の息をつこうとした次の瞬間。







僕のすぐ枕もとの近く。



テレビが置いてあるところの窓に、



あの二つの影がひっそりと立ち、僕を見下ろしていたのです。








ふたりは、








まるで海の底から這い上がってきたかのように、









全身ずぶ濡れでした。







「ダン、ダンダン!!!」



窓を叩く音はいっそう強くなります。






「つかまったら、きっとひどいめにあう。」




僕はほとんど何も見えない暗がりの中、逃げ惑いました。

でも逃げ道なんてありません。

つかまったら、僕も海の底に連れて行かれる。

きっと戻って来れない。


そしたら、ぼくも、かっ……にされ…?









そのとき、誰かに肩を掴まれる感覚がしました。


死ぬほどビックリした。でもヤツラじゃない。




顔は怖くて見えなかったけど。





でも、ひどく優しい声で。



「謝りなさい。そして、取ったものを返してあげなさい。」





と、僕に言いました。





僕のつま先にコツン、と何かが触れる感覚。


さっき暴れたときにメチャクチャになった山積みのおもちゃの中から出てきた一冊の絵本。





その絵本は所々くすんでいて、少し湿っていた。





僕は思い出しました。






この絵本は僕のじゃない。


誰かから内緒で取ってきたものだ、と。





僕はあわてて絵本を玄関まで持って行き、




「ごめんなさい、ごめんなさい」と何回も何回も。




泣きながら土下座をしました。





もう何十分そうしていたか分からなくなった時、


玄関の戸がスラッと開き、




ずぶ濡れの手だけが入ってきて、




絵本を持っていきました。





僕は土下座をしていたので顔を見ることが出来ず、その代わり、ずぶ濡れの手だけは鮮明に見ることが出来たのです。






その手は、








指と指のあいだに魚のようなヒレがついてあり、手首にはウロコが付いていました…。








「河童さん、ごめんなさい。」






僕は誰もいなくなった玄関に向かって、また謝るのでした。















…という夢を見ました(笑)。



インフルエンザも熱が下がってきていい感じです。



今回も見ましたよ、病気のときに見る変な夢シリーズ。




でも…妙にリアルだったんですよね〜。今回。





舞台がおばあちゃん家だったからかな?

デジャヴに似た感覚を覚えます。









それにしても…河童て(笑)。


夢の中でくらいもう少しひねらんかい、と夢の自分にダメだしする僕でした。