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黒い親子。

  • 2009/02/15(日) 20:19:50

僕はその日、彼らが来るのを知っていました。




小学生の頃、冬のある日、おばあちゃんの家で寝ていたときの話です。



その日、おばあちゃんは用事で家を空けていて、部屋にいるのは僕だけでした。





深夜。ひとり。眠れない。





ずっと目をつぶっていたけれど、「トントン」と玄関の戸を叩く音で、ハッと目がさめました。



おばあちゃん家の玄関はドアではなく、古い家に見られる擦ガラスの引き戸。そのガラス越しに微かに見える二つのシルエット。




時刻は深夜。






ひとつは大人の女性のひとかげ。


もうひとつは僕くらいの小さなひとかげ。



暗がりの中、二人はガラス戸の向こうで手を繋いでいるようでした。









「来た。」と、




僕はだんだん湧き上がってくる恐怖におののきました。







僕はその日、彼らが来るのを知っていました。
















怖い。







戸を叩く音が「トントン」から「タンタン」とやや苛立ちを感じているかのような音に変わります。






僕は毛布を頭からかぶり、足の指先までぎゅっと覆い、蓑虫のような不様な格好で怯えました。




すると、音が止みました。



僕はつばを飲み込みました。

そして恐る恐る毛布の隙間から覗いてみると、




玄関に立っていた二つの影が煙のように消えたのです。





帰った?








と、安堵の息をつこうとした次の瞬間。







僕のすぐ枕もとの近く。



テレビが置いてあるところの窓に、



あの二つの影がひっそりと立ち、僕を見下ろしていたのです。








ふたりは、








まるで海の底から這い上がってきたかのように、









全身ずぶ濡れでした。







「ダン、ダンダン!!!」



窓を叩く音はいっそう強くなります。






「つかまったら、きっとひどいめにあう。」




僕はほとんど何も見えない暗がりの中、逃げ惑いました。

でも逃げ道なんてありません。

つかまったら、僕も海の底に連れて行かれる。

きっと戻って来れない。


そしたら、ぼくも、かっ……にされ…?









そのとき、誰かに肩を掴まれる感覚がしました。


死ぬほどビックリした。でもヤツラじゃない。




顔は怖くて見えなかったけど。





でも、ひどく優しい声で。



「謝りなさい。そして、取ったものを返してあげなさい。」





と、僕に言いました。





僕のつま先にコツン、と何かが触れる感覚。


さっき暴れたときにメチャクチャになった山積みのおもちゃの中から出てきた一冊の絵本。





その絵本は所々くすんでいて、少し湿っていた。





僕は思い出しました。






この絵本は僕のじゃない。


誰かから内緒で取ってきたものだ、と。





僕はあわてて絵本を玄関まで持って行き、




「ごめんなさい、ごめんなさい」と何回も何回も。




泣きながら土下座をしました。





もう何十分そうしていたか分からなくなった時、


玄関の戸がスラッと開き、




ずぶ濡れの手だけが入ってきて、




絵本を持っていきました。





僕は土下座をしていたので顔を見ることが出来ず、その代わり、ずぶ濡れの手だけは鮮明に見ることが出来たのです。






その手は、








指と指のあいだに魚のようなヒレがついてあり、手首にはウロコが付いていました…。








「河童さん、ごめんなさい。」






僕は誰もいなくなった玄関に向かって、また謝るのでした。















…という夢を見ました(笑)。



インフルエンザも熱が下がってきていい感じです。



今回も見ましたよ、病気のときに見る変な夢シリーズ。




でも…妙にリアルだったんですよね〜。今回。





舞台がおばあちゃん家だったからかな?

デジャヴに似た感覚を覚えます。









それにしても…河童て(笑)。


夢の中でくらいもう少しひねらんかい、と夢の自分にダメだしする僕でした。



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この記事に対するコメント

God stop

どきどきしながら、スクロールしました。

夢でよかった〜。

私も昨日具合が悪く寝ていたら、

蜷川幸雄さんと麻雀している夢を観ました。

ある意味衝撃。


具合が悪い時は、ゴッドストップ。

神様が休みなさいと言っているのだと思って、布団に潜ってます。

エネルギーチャージしてまた頑張りましょう。

うん!?

「いったいなんだろう!?!?」
と思いながら読み進めました。
ドキドキした^^;
まだ熱に侵されてるんじゃないかと(笑)

熱も下がったようで安心しました。
これだけ長文書けるようでしたらずいぶん具合良いんですね。
やりたいこと溜まってるでしょうけどムリなさらずにね。

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